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EMP Open Studio 2017 開催のお知らせ

EMP Open Studio 2017 概要

エンパワーメント情報学プログラム(EMP)では、プログラム紹介及び入試説明会を兼ねた研究成果発表会「EMP Open Studio 2017」を開催します。当日は、EMP学生が自主的に取り組んでいるプロジェクトの展示発表や本プログラムの説明会、を実施致します。どなたも奮ってご参加ください。

 

プログラム

日時:
2017年5月7日(日) 10:00 – 16:00

会場:
筑波大学 第3エリア エンパワースタジオ

 

スケジュール:

10:00 – 16:00 作品展示
11:15 – 12:00 プログラム説明会
10:00 – 11:00, 12:00 – 16:00 入試説明会

 

お問い合わせ

EMP Open Studio 2017 Committee: openstudio2017@emp.tsukuba.ac.jp

Committee Member:
利根 忠幸 / Tadayuki Tone
朝倉 靖成 / Yasunari Asakura
佐藤 晃矢 / Koya Sato
式根 伸光 / Nobumitsu Shikine
大図 岳 / Takeshi Oozu
Floris Erich
Alberto Boem

 

展示作品紹介

Bionic Scope

我々は、人間の生体情報を利用して中心視野領域を直感的にズームする「視覚機能拡張インターフェースシステム」を開発しました。装着者が目を細めて凝らす動作や奥歯を噛む動作などを行った際に、目の周辺に発生する生体電位信号をセンサにより検出し、それと同期して中心視野領域をズームします。本システムにより、装着者はハンズフリーで、現在向いている方向の映像を直感的にズームすることができ、常人の視力の領域を遥かに超えた視覚を体験することが可能です。


 

CarryOtto

テクノロジーにより身体能力を拡張させ、身体差を超えることで誰でも参加可能な”超人スポーツ”。CarryOttoは古代ローマ時代のチャリオットレースにインスパイアされて開発されたもので、インホイールモータを手綱で操作する全く新しいスポーツです。このスポーツは年齢、性別、体力・体格差、車いす搭乗者、障がいの有無を問わず、誰もが参加できるようにデザインされているため、皆が同じフィールドで競い合うことが可能です。本スポーツの普及により、多くの人の運動参加を促進することができ、近年社会問題となっている運動不足を解決するための手段となるだけでなく、社会交流の促進や障がいの理解へ繋がると期待されています。


 

Sport Support System

本研究の目的は様々なプレイヤーの能力の差を補完するシステム、Sports Support System (SSS) の開発です。スポーツには健康面によい影響があり、スポーツを通して精神的、感情的、身体的な部分で恩恵を受けることができます。さらに、チームスポーツに参加することで新たな出会いが生まれ、社会での生活を豊かにすることができます。対戦型のスポーツでは、戦略や反射神経などのスキルはゲームを有利にするために重要であるが、初心者と上級者の間には大きな差が存在します。そこで、SSSは様々なプレイヤーの能力の差を補完し、既存のスポーツを拡張して新たな形のスポーツや体験、楽しみを生み出すことを目指します。


 

Tail

ダイゴシは、パフォーマーの“もうひとつ腕があったらなぁ“というコンセプトから生まれた身につけることのできる新しいロボットです。生体情報を読み取り、その動きを反映させることができます。まるで猫がバランスをとるような。また、腕がもう一つ、二つ増えたダンサーのような体験をすることができます。ダイゴシは、装着者の動きに反映して動作しているので、即興のアレンジとの親和性が非常に高く、自由な発想でパフォーマンスを行うことができます。


 

Cyber Protection Suit

人工筋肉が持つ剛性と弾性により身体を強化し、あらゆる衝撃から身体を防御することを目的とした全く新しい装着型防御システムです。本システムは装着者の防御意思に基づいた随意的な制御をおこなっており、非防御時の機動力を低下させることなく防御機能を拡張することができます。人工筋肉に強化繊維などを用いることで斬撃や銃撃に対する防御にも応用できる可能性があります。