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第2回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議 出席報告

 

第2回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議 出席報告

2014年6月21・22日に熊本大学薬学部にて、第2回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議が開催されました。EMPからは1年次の小木曽里樹さん、佐藤綱祐さん、髙鳥光さん、利根忠幸さん、西田惇さんの5名が参加しました。

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熊本大学で行われた「全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議」に参加した。参加者は総勢100名程度であり、タイトル通り全国のリーディングプログラム採用大学から集まっていた。会議では、リーダー像や卒業後の進路について議論を交わし、社会から求められるリーダー像と学生が考えるリーダー像の祖語や博士課程出身者の就職率及び求められる技能について知見を得ることができた。また、会議だけではなくイノベーションを先導して起こしている方々の話も拝聴することができ、グローバルリーダーとなる上での重要な知見も得ることができた。自分は研究者・グローバルリーダー共に未熟であり、理想像やビジョンを未だ得ていないが、今回の会議を通してこれらの形成への糧を得ることができたと感じる。会議として以外にも、筑波大学は立地の面から他大学との交流を行うことが難しいため、このような全国規模の学生会議に参加できたことは他大学との交流という面でも有意義であった。


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この学生会議はエンパワーメント情報学プログラムに入学後、初めて経験する大規模なイベントでした。主な議題は、私達が博士人材として、社会に貢献するために今何ができるかです。10人弱の学生がチームを組み、他大学のリーディング学生に加え経営や官公庁の方と多くの意見を交わす中で、そもそも私達博士課程の人材について知ってもらう機会が必要という結論に至りました。これについて、日程や会場から資金まで具体的に内容を考え、今すぐに実行可能な案を、私達自身を展示する展示会「博士人材ドラフト会議」としてまとめました。また、グループが多数ある中で提案するため、その方法も「楽しんでもらえる提案」を目指し、私達の提案の魅力を伝えようと努力しました。これらに対し、産業界・官公庁の方々から多くのフィードバックをいただき、また貴重なお話を聞くことができました。入学直後ながら、これからすべきことを自覚できる刺激的な2日間となりました。


この学生会議は、全国の博士課程教育リーディングプログラム履修生の交流を図ることを目的に学生が主体的に会議を開催・運営しており、今回は、九州大学・熊本大学・長崎大学から成る九州リーディングプログラム連合チームによる実行委員会の主催となっています。会議は主題として『博士のEmployabilityと博士教育と社会との接続』を、副題として『イノベーションfrom九州』を掲げ、様々な観点からの議論を通して、プログラム履修生間の交流の活性化を図ることを目的としたものです。

会議では、最終的なまとめとして、「社会に貢献する博士人材となるためには、学生自身がどのように学び、大学や企業がどのようにこれを支援することが必要か」について、学生によるグループ発表が行われました。発表は各チームとも、会場に質問を投げかけ注意をひいたり、画像で視覚に訴えたりと、「魅せ方」に様々な工夫がみられました。

またこれらの発表は投票により審査され、その結果、小木曽さんの参加した「JOIN US」チームが、実現可能で説得力のある提案と斬新な発表方法が評価され1位に、さらに、西田さんの「EE-NJANAI」チームが、学生を商品、企業を消費者に例えたユニークな発想が評価され2位に、利根さんの「IDEA」チームが、博士課程教育の現状と企業のニーズとのギャップを分子構造に例えながら具体的な解決策を提案して、3位に選ばれました。

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