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ARS ELECTRONICA 2014 デバイスアート国際展が開催されました。

 

ARS ELECTRONICA 2014 デバイスアート国際展が開催されました。

2014年9月4日(木)〜8日(月)にかけて、オーストリア・リンツにあるArs Electronica Centerにて、エンパワーメント情報学プログラムの3本柱の一つである拡張領域の主たる研究テーマ、デバイスアートに関して国際展が開催されました。

今回の国際展には、EMPプログラムリーダーである岩田洋夫教授を始めとして、プログラム担当教員の鈴木健嗣准教授、村上史明助教、協力教員の矢野博明准教授、橋本悠希助教、海外担当教員のGerfried STOCKER先生(Ars Electronica Linz GmbH, CEO)、Victoria VESNA教授(米カルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA))が参加し、EMP履修生からは1年次の佐藤綱祐さん、髙鳥光さん、西田惇さんが参加するとともに運営に携わりました。

デバイスアート国際展では、期間中数回にわたり岩田教授より各作品とアーティストの紹介が行われ、アーティストによるデモンストレーションが行われました。来客は様々な作品を実際に体験することができ、展覧会は大変盛況でした。これらの作品は来年の6月末までアルスエレクトロニカセンターに展示される予定です。

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デバイスアート国際展について

私がデバイスアートという概念を提唱したのが2004年のことであったので、今年で10周年を迎えます。デバイスアートとは、メカトロ技術や素材技術を駆使して、テクノロジーの本質を見せる表現様式です。この10年間でデバイスアートは国際的な潮流となりました。そこで、日本、米国UCLA、クロアチア/スロベニアの作品を集め、国際展を開催しました。

本展の会場としてアルスエレクトロニカセンターを選んだのは、アルスエレクトロニカがメディアアートの祭典として世界で最も著名であるだけでなく、同センターがEMPの海外拠点の一つだからです。本年度新設されるエンパワースタジオを活用する方法として、アルスエレクトロニカセンターの研究開発部門であるFuture Labと連携する”Labx”という枠組みを企画しました。

デバイスアートにとって先の10年はスタートアップのフェーズであったのに対し、これからの10年は人材育成も含めてデバイスアートの生態系を作るフェーズにしようと考えています。EMPが、その担い手になれるように努力したいと思います。

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デバイスアート国際展ダイジェスト

関連URL

Ars Electronica Blog (Device Art: More than Just Gadgets):
http://www.aec.at/aeblog/en/2014/09/03/device-art-gadgets/

flickr(Device Art (2014)):
https://www.flickr.com/photos/arselectronica/sets/72157645836103108/

TV放映情報

Hrvatska radiotelevizija (クロアチア)
※ 8:00~18:50 に岩田教授のインタビュー及び、デバイスアート国際展の様子が放送。
http://www.hrt.hr/enz/kod-buducnosti/261989/